
- こんな傾向はありませんか?
- 「アルファベットが書けない」
メカニズムと発達心理、学習理論による対策 - 生徒の対策
- 講師のサポート
- リソース紹介
- 学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
- 生徒・ご父兄の声
<目次>
〇 こんな傾向はありませんか?
(こういうところが見られたらあてはまるかもしれません)
- bとdが逆になる
- hとnを混同する
- Cとcの区別があいまい

〇「アルファベットが書けない」メカニズムと発達心理、学習理論による対策
【説明】
初めてアルファベットを書くときは、見よう見まねで、お手本を真似して書きます。ひらがなや漢字のような止めもはねもなく、シンプルな文字なので一見書きやすそうですが、シンプルだからこそ、初めて見る子どもたちにとっては文字の違いがわかりにくいかもしれません。
特に、視空間認知が弱い子どもは模倣が苦手です。視空間認知とは、一般的には空間認知、図形認知などとも呼ばれますが、視覚から得られた情報から、物の形や奥行き、距離感を把握して、空間の全体的なイメージをとらえる能力です。見て(インプット)、その情報処理をして(視空間認知)、目や体と協調させる(アウトプット)することで見る力は成立します。その情報処理がうまくできないために、真似して書くことが苦手になるのです。
苦手なのは模倣だけではありません。三次元空間における物の位置や形、大きさなどにも影響するため、子どもでよく見られるのは、道具を使うスポーツが苦手なケースです。ボールが飛んでくる位置を認識するのが苦手だったり、ラケットやバットなどをあらぬ角度で振ってみたりと、どうしてもスポーツの能力に影響します。
発達障害と視空間認知の弱さは関係が深く、中でもLD(学習障害)とADHD(注意欠陥性多動性障害)の子どもが視空間認知の弱さを併発する傾向があるようです。アルファベットがうまく書けない子どもは、文字の形やバランスを正確にとらえるのが苦手なところに原因があるのかもしれません。
これを書字障害といいますが、実際のところ、パソコンやスマホを駆使すれば実はそれほど不便を感じずに生活できます。でも子どものうちは文字の勉強をしたり、学校でノートを書き写したりと、手書きの機会が多いので、苦手さが際立ってしまいがちといえます。手書きに対する苦手意識は残るとしても、大人になればそれほど深刻な問題ではなくなると思えば教える側も余裕をもって接することができるでしょう。
なお、アルファベットがうまく書けない状態は、ほかならぬ英語圏の子どもたちにも見られる現象です。視空間認知の問題は世界共通なのです。ただし、これがずっと解消されない例は見たことがありません。何度も書き間違える単語であっても、意味が違ったり、発音が変わってくることが繰り返されれば、そのうち区別して書くようになります。
アルファベットを書き間違えても、少しぐらい文字が不格好でも構わないので、とにかく書く練習は続けましょう。このとき、4本の罫線の入ったノートを使うと文字のバランスを整えやすくなります。お手本の形をよく見るように声掛けしながら、真似して書く練習をしましょう。

〇 生徒の対策
①最初は4本の罫線のノートでアルファベットの練習をしましょう。
②お手本はよく見てくださいね。文字の形や位置を確かめながら書き写しましょう。
③アルファベットを発音しながら書くようにしましょう。
④単語の練習を始めたら、やはり発音しながら書き、意味も合わせて口にしましょう。
〇 講師のサポート
①書き写しのサポートをするときは、一緒に発音しながら。
②罫線の中にうまくバランスをとって書けるように、パーツの大きさについて指導する。
③この段階ではあまり厳密に修正する必要はないですが、別の文字と混同するような書き方をしていたら指摘します。
④bとdはよく混同が起きますが、子どもが迷うたびに「b(ビー)boy(ボーイ)」「d(ディー)dog(ドッグ)」と、発音と意味で区別してあげます。
〇 役に立ちそうなリソース
- 専門家が作る子ども向け無料プリントサイト「やんちゃワーク(https//yanchawork.com)」:「空間認知」の項目の無料のワークシートを活用して視空間認知を伸ばせます。
- ビジョントレーニング:1日5分からでも始められるビジョントレーニングは、Amazonなどでわかりやすいワークブックを購入できます。
- ブロック玩具:物を手で触って実際に動かすことが、視空間認知を鍛えるには有効です。見本と同じようにブロック玩具を組み立てて遊びます。
- 折り紙:最初は平面の折り紙から始まり、徐々に立体物を作る折り紙へと移行します。
- 【発達障害】学習障害(LD)で英語の単語が発音できない時の対策法
- 学習障害(LD)で「ひらがな」が上手に書けない場合の対策法【発達障害】
- 学習障害(LD)で英語の単語の意味が覚えられない時の対策法【発達障害】
- 薄井晶著 『方法別冊』(不登校・学習障害・発達障害・WISC ver.)ファストブック(2022)
視空間認知は、トレーニングや遊びの中で十分に育てていくことができます。
〇学習障害がある方が学べる個別指導の専門塾
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〒183-0035 東京都府中市府中町1-44-1 2-8
TEL:050-3092-5656
京王線府中駅より徒歩10分、駐輪2台可能。

〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目4−6 三田調布シティハウス 107
TEL:042-426-7295
京王線調布駅から徒歩1分。
甲州街道の小島町交差点すぐそば。
塾の前に自転車がとめられます。

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3丁目2−2 メルシー世田谷 103
TEL: 03-6804-4076
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〇 生徒・ご父兄の声
自分のペースで安心して勉強できました
S.M. さん
合格校: 日本大学生物資源科学部
調布ゼミは、中一の時に母から集団塾よりも
個別対面の方が向いているのではないかと
勧められたことがきっかけで通い始めました。
体調が悪化し、通学も難しくなっていたなかでも
柔軟に対応してくださり、
安心して焦らずに自分のペースで勉強を
継続することができました。
今年、無事に受験して第一志望の大学に合格できたのは、
他でもない先生のお陰です。
ありがとうございました。
子どものモチベーションもサポート
A.H. さんご父兄
C.H. 様
合格校: 東京未来大学
子どもは、小学6年生のときに、身体的なストレス反応から、
学校に通うことが難しくなりました。
中学二年生から通信制の学校で勉強を始めましたが、
高校一年生で、小学校高学年の漢字が定着していないと分かり、
家から通える調布ゼミに入塾しました。
担当していただいた先生ととても相性が良かったこともあり、
先生とは、時々、子どもの体調や様子も共有させていただきました。
学校の成績をあげることではなく、
子供のモチベーションを維持することを重視したいとお願いし、
漢検と英検の勉強のサポートを中心にしていただきました。
漢検は6級から、英検は3級からスタートして、
最終的に、漢検・英検とも準2級まで合格。
大学進学にも挑戦して、AO入試(総合型選抜)で、
合格することができました。
本当にありがとうございました。
生徒の個性に寄り添って指導していただけました
A.S.君 ご父兄
H.S. 様
合格校:サレジオ中学
落ち着きがなく注意散漫で、学校では先生やお友達から認められることの少ない息子でも、
のびのびと楽しく過ごせる場所で学ばせたいという願いから、
中学受験にチャレンジすることにしました。
しかし、大手の某進学塾へ行ってみると、集団授業ということもあってか、
息子は全力で通塾を拒んだのです。
そのため、通信教育で勉強してみたのですが、限界を感じていたところ、
たまたまみつけたのが調布ゼミでした。
完全個別で、生徒の個性に寄り添って指導いただける調布ゼミを、
息子はとても気に入ったようです。特に、受験前の9月から1月にかけての5か月間、
自分の意志で毎日休むことなく通い、驚きました。
調布ゼミでの中学受験勉強を通し、
息子は自分の得意なことや将来のことを具体的に考えたり、
目標を持ち、応援してくれる大人を信じて最後まで自分なりに精一杯努力することなど、
大切なことを多く学んだと思います。
これまで𠮟られてばかりで自己肯定感が低いところを心配していた息子にとって、
自分で決めた志望校合格は大きな飛躍になったに違いありません。
中学生になったら、あこがれのパイプオルガン部で活動しながら、
航空エンジニアになりたいという夢に向かって勉強を頑張るそうです。
そのために、中学生になっても高校生になっても
調布ゼミに通いたいと希望しておりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。
<監修>
公認心理師、SMK完全個別府中ゼミ塾長 大田仁美
SMK 薄井晶